カバ屋印 マムの素 

 
18
 
2010年04月16日_P4160201



村上さんの作品を読んでいて悔しい思いをするのは

その音楽性です。




音楽に造詣が深かったら、村上さんがイメージする

ものが即座にわかるのにと思います。


例えば、1Q84に流れる

ヤナーチェックのシンフォニエッタです。

この曲を知っている人がどれくらいいたでしょう。

演奏されることがめったにないこの曲を知っていた

人はほとんどいなかったでしょ。


マムも知りませんでした。

YouTubeに走ってその重々しい曲に

感じいり、村上さんの心持の本のはしっこ

を感じ得たわけです。




村上さんは物語のなかで音楽を多用します。

彼の音楽の教養は日本の音楽評論家を

凌駕しています。

クラッシック、ジャズ、ポップス、ロック・・・

あらゆるジャンルを網羅しています。





彼の作品の初期中期には、彼はビーチ・ボーイズ

を多用していました。

ビーチ・ボーイズが流れてるんだなとおもうのですが、

その曲が瞬時にマムの頭にでてこない。

これは悔しいですね。



YouTube The Beach boys California girls




例えばですよ、ここでサザンの勝手にシンドバッドが流れた

とすると、マムは即座にイメージするわけです。


「ガチャガチャ高揚したしっちゃかめっちゃか」な雰囲気を。


ここで美空ひばりの悲しい酒が流れたら、

「ひとり酒場」、それもうらびれたところで、

悲しみながら酒をのむ感じがあっという間に

浮かんで、小説が語るものの一端を体感できるわけです。


中島みゆきさんの歌なんか流れたら

ヒエ~って怨念を感じて怖がっちゃう(笑)。

うらみま~すうらみま~すとか、道に倒れてあなたの

名前を連呼される・・・女の恐ろしさ。


って、くらいに音楽ってイメージを

わかせてくれる
のよね。




YouTube夜空ノムコウ


でね、

春樹さんが外国でも読まれている理由のひとつに

この音楽性があるのではと思うのです。

意外とアメリカ人のほうが日本の読者より

村上さんの考えを頭の思考ではなく

体で即、共有できるのではと思うのです。

ビーチ・ボーイズは古典になっちゃってるだろうけど

今、日本人の若者でビーチ・ボーイズをぱっと

頭に浮かべられ人がいるかっていったらいませんもの・・・多分。



さて、この1Q84はシンフォニエッタが流れるという

のが表向きですが、マムは独断で

前にも述べましたように

スガシカオの夜空ノムコウ

流れていると思っています。




青豆3.JPG

3巻でも青豆さんの顔がこんなになるのはあかされなかったなあ。

                                      つづく



マムの1Q84に関して

1 村上春樹新作 1Q84 1巻

2 1Q84 1巻読了

3 村上作品1Q84の音楽「ヤナーチェクのシンフォニエッタ」

4「1Q84」2巻 ソニーとシェールのビートゴーズオン

5 説話集として読む 村上春樹1Q84とスガシカオの夜空ノムコウ

6 1Q84 BOOK3



 
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Comment

2010.04.18 Sun 14:55  |  Re:1Q84BOOK3 村上春樹さんと音楽(04/18)

確かに、アメリカの音楽がよく使われるので
ぱっと想像しやすいことはしやすいのですが
村上さんが意図したことと、
アメリカの読者が感じ取っているところが
完全に一致してはいないかも?

村上さんのエッセイを読むと
ああ、村上さんはアメリカのこういう現象を
こういうふうに、解釈しているのだなぁというのがわかって
とても、面白いのですが
それは、必ずしもこちらの一般的な常識や思考と同じとはかぎらず…

ま、それがかえって面白いこともあるのですけれどね。



2010.04.18 Sun 17:03  |  Re:1Q84BOOK3 村上春樹さんと音楽(04/18)

そのもどかしさって、例えば辞書を引くのに脱線しまくりの、
おバカな私の読書みたいなものかしらねぇ。
いっそのこと飛び出す絵本みたいに、タイトルのところ指でクリックしたら
音楽が流れてくるっていう春樹本が出たら便利よねぇ。


2010.04.18 Sun 17:39  |  Re[1]:1Q84BOOK3 村上春樹さんと音楽(04/18)

たびささん
>確かに、アメリカの音楽がよく使われるので
>ぱっと想像しやすいことはしやすいのですが
>村上さんが意図したことと、
>アメリカの読者が感じ取っているところが
>完全に一致してはいないかも?

たびささんに聞いてみたかったの。
そっか。
確かに指摘のとおりでしょうね。
そこまでは気がつかなかったなあ。

>村上さんのエッセイを読むと
>ああ、村上さんはアメリカのこういう現象を
>こういうふうに、解釈しているのだなぁというのがわかって
>とても、面白いのですが
>それは、必ずしもこちらの一般的な常識や思考と同じとはかぎらず…

>ま、それがかえって面白いこともあるのですけれどね。

彼はエッセイで、よくアメリカでのことを書いています。
たびささんが仰るまで、そのズレは思いもしなかったです。
彼のようにアメリカに住んでいる期間が長くてもそうなんですね。多民族国家だからいろんな解釈があるのであろうけれどね。

あ~、面白いなあ。どうもありがとうございます。
まったく気がつかなかった。

2010.04.18 Sun 18:02  |  Re[1]:1Q84BOOK3 村上春樹さんと音楽(04/18)

deco7さん
>そのもどかしさって、例えば辞書を引くのに脱線しまくりの、
>おバカな私の読書みたいなものかしらねぇ。
>いっそのこと飛び出す絵本みたいに、タイトルのところ指でクリックしたら
>音楽が流れてくるっていう春樹本が出たら便利よねぇ。

たしかに便利だ!

それは日本語の辞書でしょうか?
英語でしょうか? 

辞書をひくってのと違うかな。

例えばさ、
小説を読んでいて
「みんなのうたから椎名りんごのりんごの歌が流れて
きた。わたしは違和感を感じた」
って文章がでたらさ、decoもマムもあの歌を知ってるから
瞬時にあの素敵だけど隠微でおどろおどろしい歌の感じが
頭に浮かんで、みんなのうたにこの歌がでることに「違和感」を感じる主人公に共感できるし、この主人公の心根が
妙じゃないと思うし、作者がなんでここでこの一文をだしたかとか察知できるでしょ。あるいは察知しようとするでしょ。もしかした小説全体のテーマもつかめちゃう。
瞬時に時代背景も情勢もわかっちゃう。
それ以上に作者と思いが共有できるんだよね。

ノルウェイの森という小説は冒頭付近でノルウェイの森が
流れるんだけど、日本でもとってもヒットした曲だし
好かれている曲だから、のっけから知らず知らずにみんな
ひきこまれていったんだと思う。メガヒットの要因だと思う。

よく知っている曲はノルウェイくらいであとはイカちゃんに聞かないとわからん。イカちゃんも知らないことが多々。

村上さんはそういう意味ではとても不親切なの。
みんなが知らない曲がよくでてくる。
時々まことしやかなでっちあげも書く。

だから今回でていた「オッカムの剃刀」の法則も村上さんが作ったのかなあと思って調べた。

村上さんは小説内においては信用できないひとだから、手探りで本をよまないといけないのよ。

脱線しましたね。

2010.04.18 Sun 21:15  |  Re:1Q84BOOK3 村上春樹さんと音楽(04/18)

実は村上春樹さんの本は一冊も読んだことがありません@@;
最近は本自体読まないし^^;

でも、スガシカオさんの夜空ノムコウはいいですね♪

2010.04.18 Sun 22:15  |  Re[1]:1Q84BOOK3 村上春樹さんと音楽(04/18)

hide8351さん
>実は村上春樹さんの本は一冊も読んだことがありません@@;
>最近は本自体読まないし^^;

マムの一番の趣味は実は読書なんですよ。だから常に本を読んでます。
我家はお手洗いにいたるまで本であふれてるの。
早い話が我家は散らかってるってことで。

>でも、スガシカオさんの夜空ノムコウはいいですね♪

マムは大好きなんです。この曲は。だから1Q84を読んでびっくり。
夜空ノムコウそのもの。

2010.04.19 Mon 07:40  |  ズームインで、

辛坊さんが読みたいわけではないけれど、
1、2巻を読んだから読まざるを得ないと言ってました。
私は未だに読んでません。
図書館で52人も予約待ちなんです。。。^^;

2010.04.19 Mon 20:45  |  Re:ズームインで、(04/18)

momo:さん
>辛坊さんが読みたいわけではないけれど、
>1、2巻を読んだから読まざるを得ないと言ってました。
>私は未だに読んでません。
>図書館で52人も予約待ちなんです。。。^^;

辛坊さんに伝えてください。
3巻読んでもちっともわからんよ、って。
空気さなぎ、リトルピープル、もマムにはなにを意味するかわかんないし、教団、あるいは教祖はいい人なのとかね。
難しい。






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