カバ屋印 マムの素 

 
23
 



2011年12月18日_DSC_0804 浜離宮
2011年12月18日浜離宮より汐留のビルを眺める




23日は天皇誕生日でお休みです。


京都に行く予定中止。

忘年会も悪いけど欠席。

その他の

お誘いすべてをことわり。

目が覚めたのは昼近くの11時。

これにはマムびっくり。


久し振りにゆったりのんびりと

グレズキッチンにてテレビをつらつらと見

ています。予定がない休みはマムにとって

なんと贅沢なものか。


テレビの画面には93才現役

日本画家の堀文子さん。

頭脳明晰で、動きも顔も美しい。


あやかろうにもまず無理で、羨ましい

という気持が先行。



日本人女性の平均寿命86才というのは

よく知られていることだけど・・・。

みなさん、ご存知かな。

この86才という数字は0才児を起点に

算出されているということを。


って、ことはですよ、今80才の人は

もっと長生きというわけです。

80才の女性は多分90くらいまでは

生きちゃうってことです。




2011年12月18日_DSC_0805
浜離宮 鴨を覗く、小覗(このぞき)





お元気な堀文子さんから、こんな現実の

話を紡いでいくマムは辛気臭いっ。


はぁ


でもね、目の前でこわれていく同年輩の

女性を知っているのね。可哀想なんだわあ。




そのお店に行くようになって10年以上経ちます。

マムのところと同じで、ご夫婦で商売をなさって

います。仮にアキモトさんとしましょう。

3年ほど前からのこと。店に行くとおばあさんが、

お店の商品にハタキをかけているところに

出あうようになりました。


マムはどちらかのお母さんだなあ、よく働かれるなあ、

と感心していつも見ていました。

が、

そのうち、彼女がアキモトさんの奥さんの母親であるこ

や、痴呆であることを知りました。

おばあさんは、奥さんの妹さんが見ていた

のですが、妹さんは心身ともに疲れ果てて

しまい入院。結果商売をしているアキモトさんが

面倒をみることになったのです。



店に行くと、おばあさんが店の前に立って空を

ずっと見上げています。

奥さんは見るからに憔悴して私の顔をみるなりに

昨夜の出来事を話します。


家を抜け出して徘徊。もどるということがなく

ひたすらまっすぐ歩くので隣の市まで行って

しまう。見た目が健全だから、誰も不思議に

思わないために、ずっとずっと歩いて行く。


徘徊の話はもう何度聞いたことでしょう。

押し入れの布団の中に腐った食べ物が隠されて

いた。ひどい時は粗相をした汚物が入っていた。


奥さんは私の顔をみるとえんえんと自分のお母さんの

行動を訴えます。多分私にだけじゃなくて、

親しい知り合いにはついついしゃべって理解を求める

のだと思います。

マムもそれですむならそれでいいと思っています。

けれど、

この頃、彼女のお母さんを叱りつける様子が

ひどくなり、人前(客の前)でも怒鳴る。

取り繕う余裕がなくなったのですね。

彼女のお母さんを叱る言葉が

すごく汚い言葉にかわっていくのを

マムは気がついてます。

限界なんだなあと思っていました。




2011年12月18日_DSC_0803 浜離宮
樹齢300年の松 横にだ~っと長く生い茂っています




ある日、お店に行くと、おばあさんは店内を歩いて

います。アキモトさんの奥さんはご主人に

クドクド商品の説明をしています。

聞いているとそれはとても簡単なことです。

その説明がはためにもしつこくおかしい。


疲れ果てているんだなあとわかりました。


商品をレジに持ちこみ立っていると、彼女が

後ろから声をかけてきました。


「奥さん、話があるのよ」。


どきりとするマム。お話っておかあさんのこと?

ここでいいの?と矢継ぎ早にきく私。


すると、彼女は、

「いいのいいの。お正月あけたら話すから」と

言ってケラケラ笑いだすのです。


そして、毎日眠れないから睡眠薬を飲んでいて

まだそれが体に残っているから私って変でしょ。

と、

聞きもしないのにいっきにしゃべりだします。



彼女が少しづつ壊れていくのがわかります。

随分痩せています。

お母さんのほうははじめて見た時と同じで

健全な顔だちと健康そうな体つきです。


心配になったマムはこっそりとご主人に電話して

大丈夫なのかと問うと、ご主人は笑って

ご心配かけてすみませんというばかりです。


多分、どうすることも出来ないのだろうと思います。



こういう例は多分いっぱいあるのだと思います。

高齢者社会だというのに、器がない。

上に立つ為政者のほとんどが恵まれている環境

に育った人々であるために切迫感、悲壮感が

ないのでしょうね。そうだとしても想像力くらいは

もってほしいものです。



毅然としている堀さんをみていると、老いの形は

様々だと思いしらされます。


「群れない・慣れない・頼らない」


この言葉は堀さんのモットーです。

マムもこの言葉に賛成です。

しかし言えてもまっとうできるのは

難しい。


誰もがそう思っていると思います。



いっそ、



「群れる・慣れる・頼る」の方が、

楽ちんのような気がします。





ic_fi16



友人3人。マムも含めて4人で日曜日に
築地界隈を散歩したことはアップしましたが、
実はマムを含めて全員、自分の両親のことで
悩んでいます。話すことの殆どが我両親の
ことでした。


ic_fi16




関連記事
スポンサーサイト

Comment

2011.12.23 Fri 18:46  |  同じく

私の年代でも、そろそろ親の悩みが出てきています。
「施設」に入っていただくという選択はあっても、
本人が拒否する、施設の環境・待遇・費用と順番待ち、家族の拒否感が問題かと思います。
現在97歳の祖母に上記の問題が全く無かったのは、我が家の幸いです。
私も「群れる、慣れる、頼る」楽ちんコースがいいと思います。

  • #79D/WHSg
  • カプメイ
  • URL
  • Edit

2011.12.23 Fri 20:58  |  Re:同じく(12/23)

カプメイさん
>私の年代でも、そろそろ親の悩みが出てきています。
>「施設」に入っていただくという選択はあっても、
>本人が拒否する、施設の環境・待遇・費用と順番待ち、家族の拒否感が問題かと思います。
>現在97歳の祖母に上記の問題が全く無かったのは、我が家の幸いです。
>私も「群れる、慣れる、頼る」楽ちんコースがいいと思います。

アキモトさんも申請はしているのだけどねえ。なんせ、ちょっと
しゃべったくらいでは健常なのよね。そのうえ元気。そういう人は
なかなか入れないみたいね。
目の前で健常だった彼女が壊れていくのがわかるから
本当に気の毒なの。
ボケるが勝ちなんて冗談言ってたけど、本当なんだなあと思います。

2011.12.23 Fri 21:11  |  こんちゃ(^^)

辛い話ですねぇ~。。。

実はあたしもお姑さんをかかえているんですよ。

先の事をかんがえると。。。不安がいっぱいです(><)

  • #79D/WHSg
  • ここのあたし♪
  • URL
  • Edit

2011.12.23 Fri 21:29  |  Re:こんちゃ(^^)(12/23)

ここのあたし♪さん
>辛い話ですねぇ~。。。

>実はあたしもお姑さんをかかえているんですよ。

>先の事をかんがえると。。。不安がいっぱいです(><)

マムもですよ。
彼女の姿は明日のわたしかなあと思うんだわ。
これだけの高齢化社会なんだから、駆け込み寺が地区ごとに
あってもよかろうにねえ。

2011.12.23 Fri 21:32  |  Re:群れる・慣れる・頼る(12/23)

 症状に起伏があるので…健康な人として診てしまうのですね…ご家族には大変ですね…これも現実…向き合い折り合わせて…本当は施設でサポート願うのが最良なんですがそう出来ると良いですね♪

2011.12.23 Fri 21:39  |  Re[1]:群れる・慣れる・頼る(12/23)

ひでわくさんさん
> 症状に起伏があるので…健康な人として診てしまうのですね…ご家族には大変ですね…これも現実…向き合い折り合わせて…本当は施設でサポート願うのが最良なんですがそう出来ると良いですね♪

あのね、見た目は全然おかしくないんです。
知っているから、外でじっと立ってると「アラアラ」と思うけど、
そうじゃないと、おばあさんが立ってる、という認識しかない。
奥さんが憔悴しきっているので、とても気の毒なんです。
ピンピンコロリとマムはいきたいものです。

2011.12.23 Fri 22:27  |  Re:群れる・慣れる・頼る

気の毒な話ですね。
私にも両親が二人で生活していて、
これからのことをかんがえると
不安でつい考えるのをやめてしまいます。

  • #79D/WHSg
  • 象嫁
  • URL
  • Edit

2011.12.25 Sun 09:56  |  Re[1]:群れる・慣れる・頼る(12/23)

象嫁さん
>気の毒な話ですね。
>私にも両親が二人で生活していて、
>これからのことをかんがえると
>不安でつい考えるのをやめてしまいます。

考えをやめるってすごくわかります。
答がでなくて落ち込んでいくばかりだものね。
とにかく、自分自身体力をつけて健康でいることが第一だなあと
思っているのだけど・・・。






(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可

Trackback

URL
http://pocomom12.blog.fc2.com/tb.php/1248-800cfbb4
この記事にトラックバック:(FC2Blog User)

プロフィール

ポコmom

Author:ポコmom
リュックに本をいれて、ひとりテクテクお仏像巡りをしている時が一番幸せです。
「白マム印日本のこと日本のもの」では真面目なポコマムがいますよ。よかったら白マムへもお越しください。
http://gurekomom.blog.fc2.com/

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック

月別アーカイブ

リンク

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR
Copyright © ポコmom / Designed by Paroday