北迫薫 *カバ屋印 マムの素
Tag : 愛原実花
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posted by(C)poco
満開の桜の花の美しさに似ているとまで
例えられた滋子、のち建春門院が
いくらなんでも、悲しすぎます。
あれでは、上野樹理ちゃん演ずる「お江」、
もとい「のだめ」にしかうつらず
かえすがえす残念です。
NHKはお江で大失敗をやらかしたのに
なぜまた同じ轍を踏むのか理解に苦しむ
マム号です。
後白河院は
平家滅亡後、台頭した源頼朝をもってしても
「日本一の大天狗」といわしめた
老獪で癖のある大政治家です。
この
今様(流行歌)好きの元祖かぶきもの(←マムの私見)
の後白河院が寵愛した女性として滋子は
とても重要な役どころです。
「幼い頃から輝くように美しい「王朝文学のお姫様」
だからこそ、激動の平安末期から鎌倉時代の夜明けまでを
失脚もせず生きた上皇は文句なしに寵愛したのじゃないかしらん。
その姫君を、縮れ毛にしたり「アカンべー」をさせたりとは
笑止千万かたはらいたし、です。
NHK側は上皇の変わり者ぶりをきわだたせるために
寵愛した姫君を縮れ毛のおきゃんな姫に演出したといいますが。
この姫君、清盛の義妹建春門院が寵愛されたからこそ
上皇は平清盛に対しての嫉妬のようなものをいっときの
あいだ棚上げします。
が、
建春門院の死後、後白河院は清盛に対しての
悪意を抑えることができなくなり、
平家は滅亡の道をたどっていくのです。
滋子、建春門院はとても重要な役のはずなのですが・・・。
納得いかないマム号です。
特筆すべきは後白河院の姉、上西門院統子(愛原実花)が
とても存在感があること。
ゆったりとした間のあるせりふまわしと、声のきれいさ。
いかにも王朝絵巻の姫君です。
宝塚のトップスターさんだったそうですね。
調べたら、つかこうへいの娘さんでした。
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